発達障害グレーゾーンの子供がモチベーションを維持するには

発達障害育児関連

発達障害グレーゾーンの子供は、好きなことに対する集中力はすごいものがあります。何時間でも飽きずに続けることができます。

集中できることはいいのですが、自分があまりやりたくないこと、そんなに集中してまでやりたくないことに対しては、本当にやらないことが多いです。嫌でもやならなくてはならないことも年齢が上がってくると増えてきますが、エンジンがかかるまでが大変です。

その中でも、最初は楽しくやっていても段々と飽きてきたり、嫌になってきたりしてしまうというものがあり、そういったものに対して、モチベーションを維持するには何が効果的かを、息子のパターンを例にまとめてみます。

発達障害グレーゾーンの子供の勉強に対するモチベーションを維持する!

小学校に入ってすぐは、全てが新鮮で、勉強も一生懸命で宿題も楽しくやる子供が多いのが低学年の特徴でもあります。3年生頃になって友達と遊ぶことが楽しくなってくると、どうしても勉強は二の次になってしまいがちになります。

うちの息子の発達障害グレーゾーンの特性として、何かを理解するまでに定型発達の子供の2~3倍ほどの時間を要することが多い、というものがあります。そのため、予習・復習をしっかりしなければ、あっという間に授業についていけなくなるのは目に見えていました。

そこで役にたったのが、【発達障害の子供が授業についていくための勉強方法】の記事でもご紹介しましたが、全豪研の通信教育ポピーでした。

1単元やると小さいシールが1つずつ貼れるのですが、低学年の間はそれでも喜んでやっていたものの、3年生にもなると、シールに喜びを感じなくなってきてしまいます。息子のモチベーションを維持できたのが、冒頭の写真のメダルです。

この写真のメダルは大きい方のメダルで、18か月間、全部終わらせて、単元ごとのシールとは違うシールを毎月台帳に貼り、そのシールがたまるともらえるものです。

小さい方のメダルだと12か月で、両方ともメダルの後ろに名前を刻んでもらえます。

発達障害・グレーゾーンの子供は特に、ここで勉強をしないとどうなるのかということが想像できないという特性もあり、18か月間、勉強に対するモチベーションを維持するのは根気がいります。そのため、メダルの写真をときどき見せたり、シールがたまってきた台帳を見せたりして、乗り切りました。

そのように勉強をすると、学校のテストでも点数が取れるので、それもまたモチベーションアップにつながるという、いい流れもできます。

メダルがもらえたときは、本当に嬉しそうで、もう1つもらうと今から意気込んでいます。

何がもらえるか、ということがはっきりとしていて想像しやすく、短期ですぐ願いが叶ってしまうものでもないという点が、息子の発達障害グレーゾーンの特性にぴったり合っていたのだと思います。

発達性協調運動障害グレーゾーンの子供がサッカーでモチベーションを維持する!

うちの息子がもつ発達障害の特性の一つに、発達性協調運動障害グレーゾーンがあります。詳しくは、【発達障害グレーゾーンを考える~発達性協調運動障害】をご覧ください。

サッカーそのものは好き、チームメイトは大好きでも、みんながどんどんレベルアップしていく中、自分は思うようにボールや体をコントロールできないということがでてきます。また、ポジションも決まってきて、戦術のあるサッカーにシフトしてくると、理解できずついていけないという問題もおこってきました。

発達障害グレーゾーンの息子には、サッカーは難しいと痛感させられる日々が続きました。息子自身も、やめたいという言葉は出ないものの、なんとなく上手になるのを諦めてしまっているのかなという感じでした。

そんな息子のやる気を引き出し、モチベーションをあげてくれたのは、やはりメダルでした!

これは、息子が5年間でもらった、優秀選手賞のメダルです。大会でいいプレーをした選手がもらえるメダルです。 大会は数多くあったので、チームの中では少ない方です。息子より後から始めたチームメイトの方が数多く持っていたりもします。ただ、諦めの気持ちが出てしまっていた息子には、大きなきっかけとなりました。

メダルをもらうことで、気持ちの持ち方が変わり、本当の意味でのいいプレーが出るようになりました。同時に、みんなが1年ほど前から理解していた戦術を、遅れて理解し始めました。そのタイミングが重なり、今はサッカーに対して貪欲になっているのが伝わってきます。

そうなると、コーチに褒められたりチームメイトに認められたりすることが多くなり、自己肯定感が増し、いい流れになっています。

発達障害グレーゾーンで、自己否定感が強いときは、認められていることに気付けないことがあります。そんなときには、「〇〇くんが、こんなところがすごいって言ってたよ」「みんなが褒めてたってコーチが言ってたよ」というように、また聞きした感じで話をすると受け止められることが多かったように思います。その繰り返しで少しずつ認めらていることに気付いていきました。

発達障害グレーゾーンの息子のモチベーション維持にあまり役に立たなかったこと

勉強もサッカーも、メダルというご褒美は役に立ちました。

そのことを感じたので、ご褒美というものを使ってみようかと思いました。サッカーでは、ゴールしたらその日の夜は息子が好きなものを食べに行く、というようなことです。

何が悪かったのかというと、ゴールを決めるまでは一生懸命やります。ただ、1試合目でゴールを決めてしまうと、そこで集中がぷっつりと切れてしまうのです。あとの試合はダラダラとしてしまったのに、おいしいものは食べに行けるという矛盾ができてしまいました。

すぐに結果が出てしまうものは、逆効果になることもあります。

目標を関係ないところにおいてしまうと、そちらに執着してしまって、肝心の勉強やサッカーと関係ないところを目指してしまったり、思ったような結果にならないと怒ったり、違った問題が出てきてしまうことが多くありました。

モチベーション維持に大切なこと

いろいろ試してみて、発達障害グレーゾーンの子供がモチベーションを維持できるポイントは、まず長めのスパンでありながら必ず手が届く目標があることが挙げられます。

短い期間で手が届いてしまっても、そこで気持ちが切れてしまいます。また、高すぎる目標もやる気を失ってしまう結果になってしまいます。

ときどき目標を思い出させるようなことをしながら、そろそろ飽きてきたかな?というタイミングで目標に届くと、達成感が得られ、自己肯定感が高まりさらに次の目標に迎える可能性が高くなります。

続いてのポイントは、少しでも誰かに認められたときは、小さなことでもそれを拾うことです。発達障害グレーゾーンの子供は、どうしても自己否定感が強くなったり、できないことを認めたくないために最初からやらない、ということが起こりがちです。

小さい成功体験や、認められた体験を積んでいくことで、徐々に自己肯定感を高めることができます。自信をもつことができれば、人より時間がかかっても気持ちを維持できたり、自分はできると思えば、自分からやってみることも増えてきます。

最後に

発達障害グレーゾーンの子供は、定型発達の子供に比べると、できないことが多いように見えます。ただ、本当にできないことは意外と少なく、時間をかければある程度できるようになることがたくさんあります。

どうしても時間はかかってしまうので、できるようになるまでのモチベーションを維持できるかが勝負の分かれ目と言っても過言ではありません。

うちの息子のモチベーション維持のキーワードはメダルでした。

それぞれキーワードは異なると思います。それを見つけて、モチベーションアップにつなげていけるといいですね!