発達障害グレーゾーンの子どもの家庭学習におすすめの教材① ~通信教育編~

発達障害育児関連

年も明け、新学期に向けた準備に入る時期になりました。我が家の息子はいよいよ6年生、小学校最後の1年に突入します。

入学時を思い起こすと、発達障害グレーゾーンで、IQが足りずに通級も行けない、学校や教育委員会からは支援学級を進められるといった中での普通学級進学でした。

多動性は見られなかったので、とにかく心配だったのが、勉強についていけずに自己否定に陥ってしまうことでした。

ところが、6年生になるまで、一度も勉強に関しては問題が見られず、順調にきています。

それは、学校での授業と宿題だけではなく、家庭学習の効果も大きかったと思うので、家庭学習で使用した教材や方法などをご紹介していきます。

家庭学習に入る前の基本の基本

1年生になる頃には、自分の名前と数字くらいは書けた方がいい、ひらがなは書けるようになっていた方がいい、学校に任せたほうがいいなど、いろいろな声を聞きますが・・・

ひらがな、数字よりも何よりも、息子の勉強生活に最も役に立ったと思うのが、勉強をする習慣でした。

詳しくは、【発達障害グレーゾーンの子どもが授業についていくための勉強方法】をご覧ください。

今回は、その習慣が身に付いたあとの、具体的な教材のひとつを具体的にご紹介します。

発達障害グレーゾーンの子どもには最強!? 通信教育ポピー

この通信教育は、息子の家庭学習に最適で、5年生になって塾に通うようになるまで、ずっと使い続けました。

私がポピー最強と思うポイントは・・・

〇学校ごとに使用する教科書に合わせた内容の教材を使用できる

〇子供が大好きなシールが毎日、毎月貼れて達成感が得られる

〇がんばった年数に応じた大きさのメダルやプレゼントがもらえるので、やる気を持続できる

〇これは賛否両論ありますが、紙ベースなので字を書く習慣が身に付く

★発達障害グレーゾーンにとって、タブレット端末はリスクを伴います。うちの息子は、一点集中の集中力がよくない方に出てしまいました。勉強には集中できず、ゲームと同じ感覚で脳が疲れてしまい、終わってみるとキレやすくなっていたり、生活のペースも乱れがちになりました。

時間通りにやりたい息子にとって、自分がイライラしたことによって生活のペースが乱れてしまったことが自己否定につながるという悪循環にはまってしまいました。

子どもの特性によって向き不向きがあるので、見極めて使用することが重要です。

通信教育ポピーの実際の中身

まず、単元に入る前に以前に学習したものの復習から入ります。

続いて、学校の授業に沿った内容の問題です。

最後の問題が、【これができればスゴイ!】という王冠のついた難易度の高い問題なのですが、これに正解するのが楽しみで、毎回真剣に挑んでいました。こういうワクワク感も継続できる要因になっていると思います。

そして、単元の復習ができるページが出てきます。

最後は、テストで単元完了です。

このときは、既に塾に通い始めていたため、塾と重なる部分はやっていないので白紙ですが・・・

写真は算数ですが、国語・理科・社会もセットです。

定型発達の子ども達に比べて、理解をするまでに時間がかかる息子は、以前の復習から、教科書に沿った内容の部分は予習でやり、学校の授業と並行してまんてんチェック、学校のテスト前にポピーのテストを使用する方法で使っていました。

長期休みには特別版もあり、学期ごとに復習ができるので、理解が足りないかな?と思う部分を補強することができます。

一度理解したと思っても、忘れてしまうことも多いので、教材をフルに活用すると理解度が深まります。

それでも息子の場合は、ポピーだけでは足りない単元もあり、問題集やドリルも併用していたので、その教材に関してはまた次回の記事でご紹介します。

通信教育ポピーを使い続けた結果

ポピーを中心に家庭学習を進めた結果、学校のテストで良い点が取れ、息子の自己肯定感につながり、すすんで勉強に取り組むようになりました。

また、1つ1つの単元に取りこぼしがないため、進級後の学習も困ることがあまりありませんでした。

基礎ができていたため、発達障害グレーゾーンでIQが低かった息子でも、9歳の壁も無事に乗り越え、今は中学受験を目指せるところまでの学力を保っています。

理解をするまでに時間がかかる特性をもつ子どもが、じっくりと学習に取り組むのにポピーはおすすめです!

ポピー購入方法

私がポピーを知るきっかけとなったのは、食材宅配で使っていた、生協宅配サービスの宣伝からでした。

ポピーを発行している、全家研のホームページからも申し込みができますが、もし宅配サービスを使っていれば、いっしょに引き落としもできるので、手続きが楽です。

息子がポピーを始めた頃は、キャンペーンで割引もあったと思います。

宅配も考えている方、既にやっている方は調べてみてください。