発達障害の指摘と作業療法リハビリの開始

発達障害育児関連

なんとなく、何かしらの障害があるかな?と思い始めてしばらくして、日本に帰国しました。初めての健診で、保健師さんにちょっとお話してみたのですが、年齢が低すぎてなんとも言えないとのことでした。それはそうですよね・・・ 私がテンパっていた気がします。

参考までに、息子の障害を疑い始めた、前回の記事です https://nmart-art.com/wp-admin/post.php?post=78&action=edit

日本に帰国後、しばらくして、息子は保育園に通い始め、ここから少しずつ発達障害の要素が出てきて、約1年後、保育園から検査を受けることをすすめられました。

保育園から指摘された、発達障害の傾向

まず目が合わない。

これは、私も感じていたことなのですが、目を見て笑いかけてきたり、泣いて抱っこしてほしいときは目が合ったりするのですが、面と向かって話をしようとすると目が合わないんです。話をしようとするときだけではなく、正面から見ると、目をそらしていました。

一人でいることに没頭しすぎる。

これは、1歳から2歳にかけては、一人遊びをする年齢だし、性格も強く影響するので、判断が非常に難しいのですが、息子の場合、周りの声掛けにすら反応しないことが多々ありました。友達が何をしていても、無反応。自分に話しかけられても、無反応。名前を呼ばれると、反応し、返事もできるのですが、見たり聞いたりする感覚に発達の遅れがあったのだと思います。

筆圧が異様に弱い。

これは、私が気付けなかった失敗でした。いつも、家でお絵かきしたりはしていたのですが、息子がマジックやサインペンが好きだったので、それで描かせていたのです。そのため、息子の筆圧に問題があることに気付くことができませんでした。

この3点が特に気になるからということで、療育センターで検査を受けることをすすめられました。この指摘が、その後の息子の発達に大きな影響があったので、本当に感謝しかありません。親の私たちでは、発達検査を受けるという選択肢はなかったと思います。

保育園、幼稚園に発達障害の疑いを指摘されたら、迷わず検査を!!

もし何も気付いていなければ、ショックだと思います。信じたくないという気持ちもあると思います。

でも、検査を受けて、問題がなければ、それはそれでいいんです。大切なのは、疑いが少しでもあった場合のことです。

早くからリハビリを受けられれば、発達のスピードが変わってきます。とにかく、検査を受け、必要ならばリハビリを受けることを強くおすすめします。

発達検査と作業療法リハビリ開始

発達検査は受けたくてもすぐには受けられない

指摘されてすぐ、発達検査を申し込みましたが、検査待ちのお子さんが多く、小学校に上がる年齢が近いお子さんが優先されるため、2歳児は時間がかかると言われていました。

ところが、半年後、検査が受けられるという連絡がありました。息子は、たまたまキャンセルや空きが出たとのことで、半年で受けられましたが、1年以上待つことも多々あるようです。検査を受けたほうがいいかな?と思ったら、即行動に移した方がいいです!

検査を受けてみたら、全てが平均以下。正直、わかってはいたものの、かなりショックを受けました。今まで、教えられたはずのものを教えていなかったのではないか、何か他の家庭に比べて、足りなすぎるものがあったのではないか、と本気で悩みました。

発達障害と正面から向き合い、いっしょにゆっくり歩んでいこうと決心できた時点から、そういうことではなくて、発達障害は生まれ持った障害なんだと理解でき、かなり前向きになりました。

作業療法とは

息子は、検査後、月に2回、作業療法のリハビリに通うことになりました。

作業療法とは、着替えや食事などの生活する上で必要な動作、体の動きや姿勢、手先の細かい動き、見る聞くなどの感覚の発達を支援するリハビリです。

息子の特徴が、姿勢が悪い、手先の細かい動きができない(筆圧の弱さもここからくるもの)、見る聞くの感覚の発達が遅い、ということに当てはまっていました。

ここから、小学校に上がる直前までの3年間、リハビリ生活が始まりました。いろいろな遊具やおもちゃ、器具を使ってのリハビリでしたが、息子は大好きで、とても楽しく通えました。

この作業療法のおかげで、かなりのことが改善しました。そのことについては、次回の記事でご紹介していきたいと思っています。

最後にもう一度、始める年齢が低ければ、効果も絶大です。少しでも疑問を感じたり、指摘されたりしたら、即決即断! 検査と、必要に応じたリハビリは躊躇せず、早めに開始することをおすすめします。