中学受験勉強にも効果的!発達障害グレーゾーンの子どものワーキングメモリを鍛える教材に【数独】!!

発達障害育児関連

数独は、子どもの算数学習に有効だということはよく聞きますが、発達障害グレーゾーンの子どもにもかなり有効です。

休校期間が続き、家庭学習に行き詰まりを感じることも多いのではないでしょうか。

最初は長いお休みをそれなりに楽しんで、勉強も決めた時間やっていた我が家の息子も、1人で勉強することに苦痛を感じ始め、学校の再開を心待ちにしています。

塾もオンラインで授業をやっているのですが、息子が勉強に関して全面の信頼をおく塾の先生から、どうしても勉強に集中できないときは、【数独】をやってみるのもいいよ、とアドバイスをいただき、取り組んでいます。

思考力・判断力・想像力など様々な能力が総合的に判断される中学受験対策の一環としても効果的だそうです。

【数独】が、発達障害グレーゾーンの子どもにどのような効果があるのか、その効果と息子に起こった問題点なども併せてご紹介していきます。

【数独】【ナンプレ】とは?

数独の解き方紹介ではないので、簡単にルールだけご説明しておきます。

写真のように、ところどころに数字が入っています。

空いているマスに数字を入れていくのですが、縦3マス×横3マスの正方形の中には、1~9までの数字が1つずつ入ります。

続いて、大きく縦の列9マスに、1~9までの数字が1つずつ入ります。

大きく横の列9マスにも、同じように1~9までの数字が入ります。

縦と横の列、更には3×3の正方形の中と、1~9までの数字がダブらないように全て入れられれば完成です。

最初に入っている数字が多ければ多いほど、解きやすくなります。

こんな感じになると、衰え始めている40代の私の脳はフル回転です。フル回転しても、何度かやり直す羽目になります・・・

これは、9マス×9マスですが、4マス×4マスや9マスよりももっと多いものなど、様々なレベルのものがあります。

子どもの算数脳を鍛える数独の効果

数独は、子どもの論理的思考力空間認識能力をアップさせると言われています。

論理的思考力とは、論理的に物事を考える能力、また、道理や筋道に則って結論を得たり、複雑なことを自分の言葉で他の人にわかりやすく説明できる能力のことです。

空間認識能力とは、三次元空間のものの位置関係や形、方向、大きさなどを正確に認識する能力のことです。

数独は、縦の列、横の列、正方形の中と道理や筋道に則って考える必要があります。レベルが高くなるほど、適当に数字を当てはめていっては、パズルは完成しません。

数独を解くことによって、自然にこれらの能力が鍛えられることになります。

また、数独は脳の活性化を促し、記憶力がアップするとも言われています。

数独はワーキングメモリに問題を抱える発達障害グレーゾーンの子どもにも効果的

我が家の発達障害グレーゾーンの息子もそうですが、発達障害グレーゾーンの子どもの多くは、ワーキングメモリの数値が低い特性を持っています。

ワーキングメモリとは、短い間に目で見たり耳で聞いたりした情報を即座に理解し、同時に何をするか発想して対処したり、不要な情報は削除したりする能力のことです。

これができなかったり、時間がかかったりすることにより、学校では授業についていけなかったり、翌日に持ってくるものがわからなくなってしまったり、友達との会話にズレが出てしまうなどといった様々な問題が起こります。

ここでは深く触れませんが、そういった問題を少しでも防ぐため、勉強方法を工夫したり、発達検査を受けて学校と情報共有したりすることが重要になってきます。

このワーキングメモリを鍛えるのに有効な教材の一つが数独です。

先述したように、数独のパズルを解くには、全体を見て情報を理解し記憶し、その情報を基に、空欄に入る数字を発想し入れていき、入れた数字をまた記憶して次の数字を発想して・・・という作業の繰り返しです。

この数独を解く過程で、このワーキングメモリが使われるので、パズルを解きながら鍛えることができるのです。

一度自力で解けると、ハマってきます。

息子が今、その段階です。毎日毎日必ずやっています。

ゲーム感覚で楽しく勉強できるのも、数独を学習教材の1つとして使用するメリットだと思います。

発達障害グレーゾーンの子どもが数独を始めるときの問題点

一度コツを掴み、自力で解けるようになってくると、非常に有効な学習教材となってくれますが、そこにいくまでが、けっこう大変です。

我が家の息子の例でお話しします。

我が家の息子は、数独に関係する発達障害グレーゾーンの特性としては、注意欠如と、集中力の高さがあります。

更に間違えてしまうことや、ミスを指摘されることを好まない傾向があります。

数独にチャレンジし始めた頃は、この点がネックでした。

注意欠如の特性のため、同じブロックの中に同じ数字を入れてしまい、せっかくその間違いに気付いて訂正したのに、また同じ間違いを繰り返す・・・ということが頻繁にありました。

間違いに気付かないまま数字が埋まていってしまうと、だんだん辻褄が合わなくなり、どこで間違ったのかを追えなくなり、怒って途中でやめてしまうことも年中行事でした。

数独は、注意欠如の特性をもつ子どもは特に、こういった問題は起こると思っておいた方がよいと思います。

また、集中力の高さも、ここでは問題でした。

自分でなんとか解けるようになってきた頃、数独が楽しくなり、他の勉強をする前にまず数独から始めました。

周囲の音が全く耳に入らない集中モードになって、9マス×9マスを解き始めて3問目に、辻褄が合わなくなり、ミスに気付きました。

その頃には、集中しすぎていたため脳が疲れてしまっていて、怒り始め、感情コントロールができなくなり、その後にやらなくてはいけない塾や学校の課題に手が付けられなかったということがありました。

テレビゲームに集中しすぎてしまったときと同じ状況に陥ってしまったのです。

発達障害グレーゾーンの子どもが数独を始めるときには

先述したような問題が極力起きないようにするために、できることがいくつかあります。

簡単な問題から始める

いきなり難しい問題を解くと、できなくてやる気をなくしてしまうので、4マス×4マスなど簡単な問題から始めます。様子をみて、最初に保護者で数字を少し入れてしまってもいいと思います。

できるようになってきたら、徐々にレベルアップしていきます。

最初は、1人ではやらせない

子どもの独立性や、自分でやりたい気持ちを削いでしまうのではないか、ということもありますが、発達障害の特性を見極めて、場合によっては、その後スムーズに学習教材として取り入れるために、最初はいっしょに解くことも重要です。

我が家の息子は、最初に1人でやらせて、ケアレスミス連発で大変だったので・・・

1人でやるようになったら、解答は細かく見る

数字が違っているのに、なぜか全部埋まっていることがあるからです。

9マス×9マスの場合は、全部埋めてしまうと、全部消すしかないこともよくあります。

怒ります。

それでも、自力でできるようになると、冷静になった後や翌日に、自分から消してやり直していることもよくあります。

間違いを訂正してやり直して、完成すると、1度でできた場合とはまた違う達成感が得られ、自己肯定感も高まります。

最初にこういったステップを踏んでいくと、自力で解き、自力で答え合わせをし、怒りながらも自力で訂正することができるようになってきます。

ワーキングメモリを鍛えている結果は、即効性ではないので、まだまだわかりませんが、このステップを踏んでやってきていることが、目に見える成長につながっています。

家庭学習全般において、間違いを認め、冷静に訂正できることが多くなってきていると感じます。

このステップを踏んだあとは、今のレベルより少し難しいかな?というレベルのパズルに挑戦していくと、効果的です。

家族みんなで数独を楽しむ!

私のように40代になって脳の衰えを感じている方は少ないかもしれませんが・・・

数独は、大人の脳トレにもおすすめです! 少しレベルの高い問題が解けたときの爽快感はクセになります。

お父さんやお母さんがいっしょにやっているとなると、子どもは楽しくなってきて、更に意欲的に取り組みます。

私は、辻褄が合わなくなってくると面倒くさいので、考え直す前に全部消してやり直してしまっているのですが、大人も間違えるという姿を見せると、間違いを嫌がる子どもでも、安心感が得られるということがあるようです。

家族みんなで、ぜひ数独にチャレンジしてみてください♪