発達障害かも・・・と疑いをもったのは、息子が半年~1歳くらいにかけてでした。息子より10か月先に生まれた甥っ子とも全く違うし、今まで見てきた1歳児とも何か違う・・・
疑問をもっていたものの、その時点では海外に住んでいたため、どこに相談していいかもわからず、2歳になって日本に戻ってくるまでモヤモヤしていました。
私の疑問が何だったのか、以下でご紹介していきます。
発達障害児にありがち、人見知りがなかった
私がまず最初に、息子の発達に対して、あれ??と思ったのが、息子が全く人見知りをしなかったことでした。
人見知りをしないのは、性格かもしれないし、一概に発達障害とは言えませんが、確率的にグレーゾーンの子が多いと言われています。
いつでも誰にでもニコニコ☺ 泣き叫ぶこともない、機嫌が悪いこともあまりない、穏やかでとても育てやすい赤ちゃんでした。人見知りをしないので、誰にでもかわいがってもらえて得していた部分は多々あったのですが。。。
1歳になるまでは、それ以外の特徴がみられず、ニコニコ笑顔に癒されつつ、不安が募った時期でした。
並外れた記憶力
更に私が発達障害児かも・・・という思いを強くしたのは、息子の記憶力を目の当たりにしたときでした。
その時に私たちが住んでいた国では、ビンゴが宝くじ売り場のようなところで買えて、スーパーなどで毎週当たりナンバーがテレビ画面で見られるようになっていました。ロト6のビンゴ版のようなものです。そのテレビ画面には、当たりの数字が出る前にいろいろな数字がランダムにたくさん出て、最後に当たりの数字が出て、当選がわかるという仕組みでした。
いまだに、息子がどこで数字を覚えたのかは定かではないのですが、生後10か月のときに、そのランダムに出てくる数字を、画面を見ながら、「1、9、8、11、20・・・」などのように、正確に言っていたのです。
その時に、近くにいて、息子をみていた知らないおばあさんの表情がいまだに忘れられません・・・ 別の方には、「すごいね!将来有望」などと言っていただいたりもしましたが、私はそれよりも、ただただ不安が募りました。というより、確信に変わったと言ってもいいかもしれません。このときは、将来有望などと思う余裕がありませんでした。
この記憶力が、あとあと更に出てくるのですが、それは次回以降の記事で書いていきます。
興味をもつ対象が変わっていた
1歳近くになってくると、おもちゃで遊んだり、絵本を見るようになったり、そのあたりは、息子も興味をもって遊んでいました。 ボタンを押すと、歌が流れる絵本は特に大好きでした!
それ以外の部分で、線と線を合わせることに夢中になっていることが多くありました。
絵本を楽しそうに見ているな、と思っていたら、絵本の角と角を合わせ始め、続いて、ページとページをゆっくり合わせて、線と線が重なるのを何度も試している、引き戸を開けたり閉めたり、ここでも線と線を合わせている、両開きの扉を線と線を合わせるように開け閉めしている・・・といった具合です。
それを、1時間くらいずっとやっていました。 線と線ばかり見ていると、眠くなるのか、そのまま寝落ちしていることがよくありました。このように、ずっと同じことを長時間しているのも、発達障害の特徴です。
ただ、1時間も飽きずにこんなことをしているこの集中力が、実はあとあといい方に生きてきます。
何をしているんだろう?と不安に思いつつ、出かけるなど用事が何もなければ、止めずにずっとやらせていたのは、今となっては、自分ではいい選択だったのかなと思います。
発達障害だとはわからず、ただ不安だった時期
1歳までに、上記のようなことがあり、なんとなく不安を覚え始めました。まだ、私自身、発達障害についてあまり知識がなく、不安は漠然としたものでした。
順調に体は大きくなるし、ちょっと変わっていることを除けば、ニコニコ笑顔のかわいい赤ちゃんで、幸せな毎日ではあったので、喜びと不安が交互にくるような日々でした。
2歳頃になってくると、発達障害の別の特徴が少しずつ出てきます。保育園から、発達障害の疑いを指摘されたのも、2歳後半でした。本当の意味での笑いあり涙ありの生活はそこから始まります。
そこから先のことはまたこの後の記事に書いていこうと思います。